2023.04.22
高気密住宅の秘密
姫路にある工務店アレッタの
現場監督をしております永吉です。
今日は性能面のお話をしようと思います。
みなさんは「高気密住宅」という言葉を聞いたことはありますか?
住宅会社を探しているとき、よく”高気密(C値)”という耳なじみのない単語と単位を聞くことがありますよね。
一般的にこのC値が1.0㎠/㎡”下の住宅のことを高気密住宅といいます。
C値は建物全体の隙間の合計を延床面積で割った値ですが、
1.0㎠/㎡以下とは、建物全体でハガキ1枚分の隙間があると言う内容になります。
魔法瓶で例えるとわかりやすいです。
建物の隙間から熱が逃げる事を”漏気”と言うのですが、
これが魔法瓶の蓋が開いて、
中の暖かい飲み物が熱の出入りにより、
冷めていってしまうのと同じこととなります。
魔法瓶だとパッキンを用いたりして
蓋とボトルの間の隙間を塞ぐ気密処理をするのと同様に
お家でもパッキンや専用テープなどにより
隙間を塞いでいく、気密工事をします。
具体的に気密工事は
基礎工事が終わって大工さんが
土台を敷き、床の断熱工事が終わると
断熱材と土台の間に、気密テープを貼っていきます。
そうすることで
床の隙間からの熱の出入りを遮断しています。
外壁面材の繋ぎ部分にも、気密テープを貼ります。
壁の隙間からの熱の出入りを遮断しています。
室内には発砲ウレタン断熱材を用いることによって、
柱や外壁面材との密着性が高くなる事で、
隙間からの熱の出入りを遮断しています。
気密工事は一見地味な作業に見えますが
するのとしないのでは気密性能が大きく変わり、
気密性能の低い家では特に冬は
家の隙間から外気が流れ込み、
足元は寒く、暖房も効きにくい。
家での快適さがまったく違います。
アレッタで建てる全てのお家は
同じ高断熱・高気密仕様となりますので
安心していただければと思います。
何かわからないことがあれば
いつでもご質問ください!
Writer
Tetsuya Nagayoshi
永吉 哲也